ゆぎなろぐ

ゲームと漫画、KAT-TUNとSexyZoneが好きな社会人オタク。見た映画やドラマ、読んだマンガや本などの記録と感想を適当にまとめていきます。自分用に、テキトーに、なのでネタバレ配慮なしの上にまとまりも内容もないようなものです。

ハンガーゲーム(映画)

5年程前に1、2は観たことがあるのですがそういえばラスト2作を観ていないなと思い、折角なので思い出しがてら最初から観ることにしました。

 

独裁国家ネムの中心であるキャピトルで年に一度、キャピトルを囲む12の地区から12〜18歳の男女1名ずつを抽選で選抜し、計24名で闘技場で殺し合いをして最後に生き残った1名には富と名誉が与えられるというハンガーゲームに主人公が参加することになったよというあらすじ。

 

抽選ってどうやるんだろうと思ってたら男女別のガラスの入れ物?に入った子供達の名前が書いてある紙の中から一枚取ってそこに名前が書いてある人という意外にアナログな方法。基本的には一人一枚ずつ紙が入ってるみたいなんだけど日々の生活に必要なものとの交換とかで自分の名前の紙が増えていくようで、主人公カットニスの幼馴染みのゲイルは42枚入ってると言ってました。集まっている子供の人数やこの枚数が増えるシステムを考えると入れ物に入ってる紙少なくない?とは思った笑

ここの抽選シーンの緊張感が怖い。選ばれたら24分の1の確率でしか生き残れないので当たり前なのだけれど抽選対象である子供達やその家族の表情ややりとりの絶望感。女の子で選ばれたのは本当はカットニスの妹、プリムローズだったのですが身代わりになる形で志願し変更になります。男の子で選ばれたピータと一緒にハンガーゲームに参加するためにキャピトルに向かいます。

 

キャピトルの人達はハンガーゲームを娯楽として捉えているのでキャピトル側の人間と参加する側の人間との心情の差がエグい。指導係のヘイミッチ(かつてのゲームの生き残り)やシナとハンガーゲームへ向けて準備していく中で2人が参加者の気持ちを汲んでくれる人だったのが救いですね…。

ピータはカットニスに恋心があるようで、そこをキャピトルでスポンサーにアピールして有利になるよう利用したりもするのですがゲームを通しての2人の距離の縮まり方がすごく好きでした。ですがカットニスは幼馴染みのゲイルと惹かれあっているという前提があるのでそこの葛藤やゲームの中継で2人のやりとりを見ているゲイルの反応も切ない。ここの三角関係も大きい見所です。ピータがんばれ!笑

 

ゲームの開始直後の武器や食料の奪い合いで半数の12名が死んでしまいます。殺し合いの悲惨さはここのシーンが一番だったかも。各地区でも貧富の差や特色の違いがあり戦闘のセンスや得意なこととかの違いがあります。カットニスは狩りをしていたので弓矢の使い方や狩猟用の罠の作り方が上手く、木の実の知識などもあるので森の中という闘技場ではまだ有利な方だったのかな。

途中ルーという11地区の女の子と一緒になるのですが妹を重ねていたのだろうカットニスとそのカットニスを慕うルーの関係が殺し合いの場所というのを忘れてしまいそうな程微笑ましい。その分別れの悲壮感がすごいのですが…。殺されてしまったルーを花を集めて弔うシーンは美しくも悲しい。このルーとのやりとりに感謝をこめてこの後ルーと同じ11地区の男の子にカットニスは一度命を救われます。このシーンで殺気立つ参加者の中でも11地区の2人の関係は良いものだったんだろうなと感じられるのがまた切ない。

 

カットニスとピータの恋を盛り上がりのために利用しよう!と生き残りが1人から同じ地区の者であれば2人でも可能というようにルール変更がありここでピータと合流するのですが、いざ2人が最後の生き残りになるとまたルール変更でやっぱり生き残りは1人となります。しかしここで毒の木の実を使い2人で心中しようとすると勝者がいないのは困るとまたまたルール変更、2人が勝者になります。運営側の焦りが感じられる笑

ゲームメイカーのセネカも政治と民衆と参加者の板挟みになっていて必死なんですよね。勝者が2人になってしまったうえに地区で暴動が起きてしまうしで最後にセネカは責任をとらされる形でカットニスとピータが心中に使用しようとした毒の木の実での死を迫られます。確か2ではセネカは出てこなかったはずなのでセネカはここで自害してるってことなんですかね…。

 

2の記憶が1よりもおぼろげなのですがここから政治の方も強く絡んでくるようになっていたと思うのでまた思い出しながらしっかり観たいと思います!